こんにちは!
和歌における京都の存在は、
京都の地名が
たくさんの枕詞に使われているほど欠かせません。

和歌の舞台になる京都の景色
平安京の時代から、
近現代まで、
たくさんの和歌が京都で読まれています。
今回はそんな京都の和歌における、
知っておきたい豆知識をご紹介していきます!
1:京都の和歌、1100年の歴史
①905年に始まった、京都での和歌の歴史
京都の和歌の歴史は、
延喜5年(905年)に紀貫之らが
後醍醐天皇に奏上した
「古今和歌集」
が始まりで、
同時代には、
在原業平や
小野小町なども活躍します。

随心院の小野小町の歌碑
【小野小町の歌碑がある随身院はこちら】
人が少なく、インスタ映え必至!京都・随心院で御朱印巡りを満喫!
平安時代に花開いた京都の和歌のうち、
最初の歌集を
「八大集」
と言い、
和泉式部や紫式部など
京都の和歌の歴史に欠かせない、
優れた女流歌人をたくさん輩出しました。

宇治川沿いにある、紫式部像
明治時代以降では、
京都にゆかりのある和歌の歌人では、
与謝野晶子や、
「かにかくに 祇園はこいし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる」
で有名な
「吉井勇」
などが知られています。
「吉井勇の歌碑の前で開かれる、かにかくに祭については、こちらから」
②京都の和歌で欠かせない、6つの歌枕
京都で和歌が花開いたのには、理由があります。
それは、
たくさんの風情ある街並み。

世界遺産・清水寺
平安時代を通じて、
京都の和歌にはたくさんの地名が読み込まれていて、
それらが歌枕として定着しました。
それらのうち、
代表的な歌枕としては、6つあります。
※大堰川は桂川のうち、南丹市八木地区から亀岡市にかけて
※鳥部は、鳥辺野の異名
2:冷泉家が800年守る、京都の和歌の財産
①230年前に建てられた、京都の和歌を守る冷泉家住宅
京都の和歌で欠かせないのが、
「冷泉家(れいぜいけ)」
です。
冷泉家とは、
嵐山の嵯峨野の山荘で、
百人一首を編纂されたとされる藤原定家の孫
「為相(ためすけ)」
を祖先とし、
800年の歴史を持つ
「京都の和歌の家」
です。
その冷泉家の住宅が、
京都御苑の北側にあり、
1790年に建設されたその住宅は、
「現存する最古の公家住宅」
で、重要文化財にも指定されています。
②建物だけでなく、無形文化財の保存で京都の和歌を守る冷泉家
京都の今出川にある冷泉家の住宅では、
藤原定家の直筆の
「古今和歌集」
など、
京都の和歌にちなんだ、
1000点を超える貴重な文化財を所蔵しています。
また、
京都の和歌の
貴重な文化財の保存だけでなく、
「和歌会(うたかい)始め」
や、
七夕行事の
など、
無形文化財の保護や伝承にも
「冷泉家時雨亭文庫」が中心となって
力を入れています。
3:和歌をめぐる、京都観光
①京都の和歌の歌枕をめぐる観光をしてみよう
京都観光では、
世界遺産などの名所はもちろん、
一度は訪れてみたい場所がたくさんあります。

法観寺・八坂の塔
【京都・奈良の世界遺産はこちらから】
和歌をめぐる、京都観光はいかがでしょうか?
京都には、
たくさんの歌碑が設置されていて、
それらをめぐる旅も楽しいです。

随心院の小野小町の歌碑
【小野小町の歌碑がある随身院はこちら】
人が少なく、インスタ映え必至!京都・随心院で御朱印巡りを満喫!
また、
京都検定の勉強に欠かせない、
「京都観光・文化検定試験 公式ガイドブック」
を見れば京都についてさらに詳しくなれます。
京都検定の受験を目指している方や、
京都について詳しくなりたい方は、
是非一度手に取ってみてください!

世界遺産・東寺の五重塔
ここまで読んでいただきありがとうございました!
それではまた!