こんにちは!
京都には、「特別名称庭園」と呼ばれる格式高いお庭を持つお寺がいくつかあります。

銀閣寺の特別名勝庭園
世界遺産・天龍寺の庭園や、龍安寺の枯山水庭園など、
京都は、座っているだけで心を落ち着かせることのできるお庭であふれています。

夢窓疎石作庭の天龍寺・庭園

龍安寺の特別名勝庭園である方丈庭園
今回はその中でも、徳川3代将軍家光を迎えるために造営されたお庭のある
「金地院」=こんちいん
をご紹介します。

金地院
金地院で見逃せないのが
「鶴亀の庭」=つるかめのにわ
という名の枯山水庭園の特別名勝庭園。

金地院・鶴亀の庭
この記事では京都の金地院の拝観での楽しみ方についてご紹介していきます!
1:南禅寺塔頭の金地院、鶴亀の庭は400年前に作られたお庭
①鶴亀の庭は京都の特別名勝庭園の一つ
金地院は、京都の東山エリアにあります。
禅宗のお寺のうち、格式高いお寺は「五山」として認定されているのですが
京都五山の上
に指定されているのが
南禅寺=なんぜんじ

南禅寺の水路閣
ドラマの撮影にもよく使われるスポットの
「水路閣」=すいろかく
でも有名です。

南禅寺の水路閣
その南禅寺の塔頭寺院でもあるのが金地院です。
その金地院で有名なのが
「鶴亀の庭」=つるかめのにわ
という名の枯山水庭園です。

京都、金地院・鶴亀の庭
徳川3代将軍家光を迎え入れるために造営された枯山水庭園である「鶴亀の庭」は、
天龍寺の庭園などと同様に、京都の特別名勝庭園として国の指定を受けています。
②金地院の拝観料に700円をプラスする理由
「鶴亀の庭」で有名な京都の金地院。

京都・金地院
金地院の通常拝観料は500円です。
500円の拝観料でも金地院をめぐることはできるのですが、
プラス700円を出せば鶴亀の庭の解説はもちろん、ガイド付きの詳しい解説を聞くことができます。

京都・金地院
鶴亀の庭のガイドはもちろん、特別公開のガイド付きでしか拝観できない
長谷川等伯の襖絵
などを鑑賞することが可能です。
こちらの解説付きのガイドが個人的にはかなりおすすめです。
特別拝観は、5名1組で回ります。
トータル30分ほどのガイドツアーを受けて、またいつか訪れたいお寺の一つとなりました。
2:鶴亀の庭だけじゃない!金地院の楽しみ方
①母のために光秀が建てた門「明智門」
鶴亀の庭で有名な京都の金地院ですが、境内は1000坪あり広大です。

100坪ある、金地院境内
その広大な敷地の入り口となるのが、
明智門=あけちもん

金地院の明智門
京都・金地院の明智門は戦国時代の武将「明智光秀」が、母を弔うために「大徳寺」に寄進したもの。
その門が明治時代に金地院に移築され、現在に至ります。
この「明智門」を潜ると金地院の境内散策のスタートです。
②お寺全体がアトラクション。鶴亀の庭のある金地院
金地院の境内入口でもある明智門をくぐりそのまま進んでいくと、神秘的な世界に吸い込まれていきます。
そして途中に現れるのが、
東照宮=とうしょうぐう

金地院の東照宮
徳川家康の遺言で建てられた東照宮には家康の遺髪と念持仏が祀られており、
内部の天井龍は、「狩野探幽の作品」と言われています。
東照宮からそのまま進んでいくと開山堂、鶴亀の庭と進んでいきます。

京都・金地院
途中の階段含め幻想的な雰囲気の続く金地院。

幻想的な雰囲気の金地院
境内全体が一つのアトラクションのような世界になっています。
3:金地院以近くでおすすめの名所2つ
①金地院から徒歩7分。紅葉で有名な永観堂
金地院は南禅寺の塔頭寺院です。
京都五山の上にも指定されている南禅寺はもちろんですが、近隣におすすめな名所がいくつかあります。
その一つが、
永観堂=えいかんどう

永観堂
永観堂は、珍しい横向きの阿弥陀如来様である、
見返り如来
が有名です。

永観堂の見返り如来
永観堂は金地院からも徒歩7分ほどです。
ぜひ一度訪ねてみてください!
②京都で必ず訪れたい哲学の道
金地院、永観堂まできたら、
哲学の道
も見逃せません。

京都の散歩道の一つ、哲学の道
京都に来たことのない方でも知る人の多い有名な「哲学の道」
永観堂から徒歩圏内で銀閣寺まで続く哲学の道は、30分ほどで歩ける京都の散歩道の一つです。
また、京都のお寺や神社めぐりには、
京都のガイドブック
もあると京都の御朱印巡りや観光が何倍も楽しくなります。

京都・無鄰菴庭園
京都の神社仏閣のガイドブックで個人的にオススメなのがこちら!
興味のある方は是非手にとってみてくださいね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!