こんにちは!
皆さんは、
京都の観光では何を基準にどこへ行かれますか?
世界さんのお寺や神社を巡ったり、
紅葉を観に行ったり。
今回は、
紅葉で有名なお寺の中でも
「七不思議」
のある永観堂をご紹介します!
永観堂には、
「永観堂の七不思議」たるものがあります。
永観堂の七不思議は、
以下の7つ
⑴抜け雀
⑵悲田梅
⑶臥龍廊
⑷三鈷の松
⑸木魚蛙
⑹火除けの阿弥陀如来
⑺岩垣紅葉
今回は、
永観堂の七不思議と、
「8つ目の七不思議」
についても最後にご紹介したいと思います!
1:七不思議の前に知っておきたい!見返り如来・紅葉で有名な永観堂
①永観堂のシンボル、「見返り如来」は七不思議ではなかった
永観堂は、
京都市の東にあるお寺です。

永観堂
正式には、
禅林寺と言い
南禅寺から、
哲学の道へ向かう途中に位置します。
毎年秋には、
ライトアップも行われます。
紅葉ともう一つ、
永観堂のシンボルとして知られているのが、
「見返り如来」

永観堂の見返り如来
こちらは、
阿弥陀如来が、
念仏の行道中に現れた永観(=ようかん)に対して、
「永観、おそし」
と振り向いたということに由来している
と言われています。
②永観堂の元々の本尊は大日如来。
永観堂の本尊は、
元々は大日如来でした。
それを、中興(ちゅうこう)の祖である7世の永観が阿弥陀如来に変えたとされています。
中興の祖(ちゅうこうのそ)とは、一般に「名君」と称される君主または統治者のうち、長期王朝、長期政権の中途、かつ危機的状況後に政権を担当して危機からの回復を達成し、政権の安定化や維持に多大な功績があったと歴史的評価を受ける者をいう。
参照:wikipedia
2:七不思議を知って、楽しさ7倍になる永観堂の拝観
①永観堂の七不思議を一挙にご紹介!
ここから、
永観堂の七不思議について、
一挙にご紹介したいと思います。
⑴抜け雀(ぬけすずめ)
永観堂の七不思議、
まずは一つ目。
「抜け雀」
永観堂には、
釈迦堂に対面する「古方丈」という建物があります。
古方丈の欄干に描かれた雀の絵が、
向かって右端の欄干のみ一羽少なく、
「あまりにも見事だったため、抜け出していった」
と言われています。
⑵悲田梅(ひでんばい)
永観堂の七不思議、
続いては、
「悲田梅(=ひでんばい)」
こちらは、
永観が、衆生(=しゅじょう、この世に生きる全てのもの)を救うために植えた梅とされていて、
かつては梅林となるほどでしたが
900年経った現在は、
一本だけ残っています。
⑶臥龍廊(がりゅうろう)
永観堂の七不思議、
3つ目は、
「臥龍廊=がりゅうろう」です。
改竄堂へと続くこの階段廊下は、
極端に湾曲していて、
龍が伸びているように見えます。

永観堂の我龍廊
さらにこの我龍廊は、
釘を一本も使わずに作られています。
⑷三鈷の松(さんこのまつ)
永観堂の七不思議、
4つ目は、
「三鈷の松」
臥龍廊の手前にあるこの松は、
葉が3本に別れ、
しかも長いです。
古来、財布に入れるとお金が貯まるとか、
タンスに入れると
服がたまると言われています。
この永観堂の松は、
境内の売店に無料で配布されています。
⑸木魚蛙
永観堂の七不思議、
5つ目は、
「木魚蛙」
境内に住むカエルの鳴き声が、
まるで木魚を叩いているように聞こえることに由来します。
毎年4月下旬から5月にかけて聞こえるこの泣き声。
その声を聞いた人はたくさんいるが、
実際にカエルの姿をみた人は一人もいないと言われています。
⑹火除けの阿弥陀如来
永観堂の七不思議、
6つ目は、
「火除けの阿弥陀如来」
京都で起こった、
応仁・文明の乱などの戦乱の中で御堂などが消失しても、
この阿弥陀如来だけは、
焼き残って現代に伝わると言われています。
⑺岩垣紅葉
永観堂の七不思議、
最後7つ目の七不思議は、
「岩垣紅葉」
永観堂の急斜面から生えている紅葉で
永観堂が建立される前からこの地に住んでいた、
藤原関雄の歌にちなんでこの名前があります。
②ある意味8個目の七不思議!永観堂にあるエレベーター
ここまで、
永観堂の七不思議を順番にご紹介してきました。

七不思議のある永観堂
永観堂の七不思議を知って
実際に永観堂に訪れてみると
さらに楽しくなるのです。
その永観堂で個人的に驚いたのがこちらの「エレベーター」

永観堂にあるエレベーター
行き先が
「阿弥陀堂」
と記されています。
お寺の境内の中にエレベーターがあるところは
他では見たことがありません。
個人的にはこちらのエレベーターも、
永観堂の七不思議の一つです。

永観堂
永観堂の七不思議を知れば、
さらに京都観光が楽しくなること間違いなしです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
それではまた!