こんにちは!
今回ご紹介する、
「京都検定に出る京都の豆知識」は、
「六波羅探題」です。
京都の五条周辺にある
六波羅探題は、
鎌倉幕府によって設置されたもので、
現在は、
「六波羅蜜寺」内に跡碑が立っています。
六波羅探題の役割は、以下の3つ
⑴朝廷の監視
⑵洛中警護
⑶西国支配
京都検定でも必須の六波羅探題についてご紹介していきます。
【京都検定公式ガイドブックはこちら】
1:京都・六波羅探題の場所とその名の由来
①平安時代に創建の西光寺(六波羅蜜寺)が地名の由来
六波羅探題の
「六波羅」というのは
平安京時代の鴨川東岸の五条大路(=現在の松原通)
から七条大路付近を呼びます。
平安時代に僧の空也が、
この辺りに西光寺を創建し、
後に
「六波羅蜜寺」
と呼ばれたことから
「六波羅」
という地名になりました。
六波羅探題の役割としては、
⑴朝廷の監視
⑵洛中警護
⑶西国支配
この3つが六波羅探題の主な役割でした。
⑶西国支配に関しては、
当時、幕府の支配が及びにくかった西国の支配を目的に追加されました。
②平家滅亡後に戦乱の後の処理として京都の六波羅周辺に住みついた北条泰時
六波羅探題が設置される前、
平安後期には、
「平家」がこの六波羅周囲を本拠地としていました。

平清盛
源平合戦の後、
平家の滅亡後は、
承久の乱で攻め上がった北条泰時・時房が館に住み、
戦乱後の処理にあたった、
というのが、
「六波羅探題」の起源と言われています。
六波羅探題は、
鎌倉幕府打倒のために1331~1333年に起こった、
によって、消滅しました。
2:現在も残る京都東山のふもと・六波羅蜜寺にある六波羅探題の跡碑
①六波羅探題は、跡碑として六波羅蜜寺に残る
「六波羅探題」は、
現在跡碑として、
六波羅蜜寺境内に残っています。
空也の像が見れる
六波羅蜜寺の拝観も可能です。
②六波羅探題・六波羅蜜寺から、京都東山・清水寺へ
六波羅探題・六波羅蜜寺周辺は、
京都の世界遺産、
清水寺への道のりがある、
東山のふもとです。
少し距離はありますが、
東山の京都らしい景色を存分に楽しむことができるので、
ぜひ歩いてみてください!

清水寺へと向かう清水坂
また、
京都検定の勉強に欠かせない、
「京都観光・文化検定試験 公式ガイドブック」
を見れば京都についてさらに詳しくなれます。
気になる方や、
京都検定の受験を目指している方は、
是非一度手に取ってみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
それではまた!